芸術の秋がしたいけど、大混雑した展覧会じゃなくて、静かに絵が観れる美術館はないかな〜と思い、前から気になっていた「町田市立国際版画美術館」に行ってきました。
町田駅から少し離れた芹が谷公園の中にある美術館です。
公園のベンチでパンを食べようと思い、駅の近くのパン屋さんでパンを買って、美術館へ向かいました。
駅から歩いて15〜20分くらいだったと思いますが、道に迷ってしまいなかなか辿り着けませんでしたが、なんとか到着できました。
町田駅周辺の喧騒が嘘のように、静かな自然に囲まれていました。
企画展は「 両大戦間のモダニズム:1918-1939 煌めきと戸惑いの時代」というものです。
この時代のパリのファッションや文化が好きな人にはすごく刺さるんじゃないでしょうか。
解説も読みながらじっくり観るとまあまあ時間はかかります。
この企画展、このボリュームで一般は800円で観ることができすごく良心的だなあと思いました。
今住んでるエリアにもこんな市立の美術館があったらいいのになー。
ちなみに特集展示では月岡芳年の浮世絵が展示されており、こちらは無料で観る事が出来ました。
個人的には西洋の版画より日本の浮世絵の方が自分は好きなので大変満足でした。
月岡芳年の浮世絵はどれもダイナミックで、色彩的で…!本当に素晴らしい。
特に一番いいなと思ったのは、「義経記五條橋之図」でした。
牛若丸がひらっと弁慶の攻撃をかわすあの有名な場面ですね。
本日、9月17日は中秋の名月🌕ということで、月を描いた浮世絵をご紹介。
— 町田市立国際版画美術館(町田市公式) (@machida_hanbi) September 17, 2024
月岡芳年「義経記五條橋之図」
京都の五條大橋における牛若丸と弁慶の対決を描いた作。満月をバックに、両者の対峙が劇的に表現されています。
特集展示「明治時代の歴史物語」前期で、10月20日(日)まで展示(入場無料)。… pic.twitter.com/PsE3L9kR1F
横長に大きく書かれていて、牛若丸と弁慶のポーズがダイナミック。
やっぱり自分は日本人なんだなと思いました。
日本画好きだなあ、浮世絵はいいなあ…。
絵を見終わったあとのお楽しみのミュージアムショップで、畦地梅太郎のイラストの缶バッジを見つけて即買い。
私は軽登山に傾向していた時期があり、モンベルでよく登山用の道具や服を買ったいたのですが、 畦地梅太郎の絵柄のシャツなどが取り扱われていてずっと素敵な絵だなと思っていたので。
どうしてこのミュージアムショップに?と思い調べたら晩年は町田市で暮らしたようです。この美術館でも企画展が過去にあったようで…!うわー!めっちゃ行きたかったな…!
また好みの展覧会があったら足を運びたいと思います。今度は道に迷わないはず。
とても良い美術館でした。